「JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー」は米国ニューヨークに本社を置く世界有数のグローバル総合金融サービス会社です。日本においては、「JPモルガン」は1871年にニューヨークで設立されました。創業者J・S・モルガンの息子ジョン・ピアモント・モルガンは、父の金融業を引き継ぎ米国内で事業を広げ、1901年には複数の鉄鋼会社を買収してUSスチール社を設立しています。製紙業や電気業にも投資を行いさらに巨大化し、第一次世界大戦では各国の戦費の調達を担い、関東大震災では復興資金の借款を主導しました。1940年にはミューチュアル・ファンド(≒投資信託)が法制化され、現在も有力な投資会社として位置づけられます。日本における金融界に及ぼしたトピックスとしては、外資系信託銀行の設立のトリガーとなったことです。1983年に野村證券と共同出資で信託会社の設立で合意しました。「JPモルガン」と野村證券は、国内の信託銀行と生命保険会社だけに認められていた年金運用の受託を狙っていました。大蔵省・信託銀行・生命保険会社はこれに反対しましたが、1985年に外資系信託銀行9行の設立に繋がりました。常に金融業界の中心的なプレーヤーです。
一方、「モルガン・スタンレー」は、ニューヨークを本拠に置く金融機関グループで、JPモルガン、ゴールドマン・サックス、メリルリンチ等と並ぶ名門投資銀行です。2007年のサブプライム住宅ローン危機を発端とした世界金融危機は、2008年のリーマンブラザース倒産を引き起こしました。ヘッジファンドを中心とした投資家が連想的な投げ売りを実施した結果、「モルガン・スタンレー」の株価も大幅に下落し、三菱UFJフィナンシャルグループと資本提携するに至りました。現在も三菱UFJフィナンシャルグループの持ち分法適用会社としての位置づけにあり、日本における投資銀行業務は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(旧国際証券)として運営されています。
「モルガン・スタンレー」の起業の経緯は、グラス・スティーガル法が施行された1933年まで遡ります。1929年以降の世界大恐慌において、議会は一部の銀行業務機関の証券活動における利害対立と詐欺が発見され、銀行業務と証券業務とを分離することを定めました。この法改正により、「JPモルガン」の投資銀行部門を1935年に「モルガン・スタンレー」として分離独立しました。商号の「モルガン」は、分離の際に「モルガン・スタンレー」側に転籍し、同社の共同創設者となったヘンリー・スタージス・モルガンに由来します。
≪唐津城≫豊臣秀吉の家臣である寺沢志摩守広高が1602年から7年の歳月をかけて完成させたと伝えられています。別名「舞鶴城」とも呼ばれ、桜や藤の名所でもあります。

【展望①】天守閣から旧唐津地区を見下ろす。虹の松原まで一望できる見事な景色。

【展望②】群青色の海を久方ぶりで目にすることができました。

【展望③】天守閣から玄界灘を望む。大小の島々が関東地区の海とは異なることを実感します。

【盛夏の唐津城①】抜けるような青空に白壁が引き立ちます。

【盛夏の唐津城②】角度を選ばない天守。

【城の足跡】

【盛夏の藤棚】

【舞鶴城】松浦川を手前に配する絶景ポイント