箱根湿生花園は、花々の開花を待つように12月から3月中旬までの期間閉園します。約3万平方メートルの湿地に湿地帯の植物200種類、高山帯植物1100種類を楽しむことが出来ます。

3月中旬は、花の種類も少ないものの、木々も芽吹き出し春の訪れを目にします。昨日は終日雨であったため、植物は瑞々しさを保っています。仙石原はまだまだ肌寒さが残りますが、花々と向き合う充実した150分を過ごすことができました。

 

施 設 名:箱根湿生花園

住   所:足柄下郡箱根町仙石原817番地

電話番号:0460ー84ー7293

営業時間:9時〜17時

開園期間:3月中旬〜11月30日

最寄り駅:箱根登山鉄道強羅駅より湿生花園行きバスで40分

 

【プロローグ】

【アセビ(馬酔木)】 ツツジ科の常緑性の低木。ドウダンツツジに似た釣鐘のような可憐な花を付けます。葉や茎に含まれる有害成分によって「足がしびれる」ことからその名が付きました。

【カタクリ】 ユリ科カタクリ属に属する多年草。山地の林内に群生します。種子で繁殖しますが、発芽から開花まで8〜9年も要します。

【薄日では開花しません】

【小さな花弁】 腰を下ろして目を凝らさないと花弁は小さく、見過ごしてしまいます。

【群生】 個体数は多く点在していますが、画面一杯に入れようとすると結構制約があります。撮って欲しいという声が聞こえそうです。

【カワヤナギ】 柳は、この世とあの世とを繋ぐ道具立てであったことから、庭に植えると縁起が悪いとされています。 若芽は一見するとグロテスクですね。

【ショウジョウバカマ】 やや湿った場所に生えますが、田んぼのあぜ道から高山帯の高層湿原まで成育範囲が広いのが特徴です。

【小ととろ】 落葉樹の落ち葉から顔をのぞかせたミズバショウ。水辺よりも仏炎苞(ぶつえんほう)がきれいに映えます。

【美人さん】 個体差が激しく、写真映りの良い子を探すのに一苦労です。

【木道とミズバショウ】 サトイモ科ミズバショウ属の多年草。純白の仏炎苞(ぶつえんほう)という苞(葉の変形)を開きます。仏炎苞の中央の円柱状は多数の花が集まった花序(かじょ)です。

【水鏡となったミズバショウ】

【沼とミズバショウ①】 沼の水は水量が管理されています。人の手を借りてでも湿原を保護する必要があります。

【沼とミズバショウ②】 曇天でしたが、十分な光量とほとんど無風状態でしたので穏やかな撮影となりました。毎年異なる顔を見せてくれるでしょう。

【一足早い春の訪れ】 旺盛な繁殖力をもって葉を伸ばすものが1つだけありました。どんな花を付けるか楽しみです。

【フクジュソウ】 キンポウゲ科の多年草で、石灰岩質を好む特性があります。

【仙石原すすき草原 遠望】 山の中腹の焼がれは、仙石原のすすき草原です。