“おしつけ”は小田原地方での方言で、アブラボウスというギンダラ科の深海魚です。体長は180cm、重さは90kg以上に成長します。身体の4割が脂肪で筋肉に脂を多く含んでおり、身は真っ白で脂ののったトロのような食感。調理方法は刺身・煮付け・西京漬が最適で、小田原の料理店では煮付けとして供されることが多いようです。さて、“おしつけ”の名前の由来ですが、御殿女中の使っていた女房言葉で“毒味を必要とする魚”とする説や昔は売れなかったので“押しつけあった”という説があります。
実は“おしつけ”ですがこの春初めて刺身を口にしました。舌触りが独特で魚を口にした実感がなく、宴席でもその正体不明な食材を巡ってあれこれ推察が重ねられ、賑わいの種となりました。
「居酒屋金時」は小田原での宴会の定番で、かつてはセミナー後の懇親会では毎回利用してきました。飲み放題2時間コースも当時よりも品揃えが増えて食べきれないほどの肴が供され、1時間延長してようやく完食に至りました。

屋  号:居酒屋金時
住  所:小田原市栄町1-2-25
電話番号:050-5600-8670
営業時間:11時半〜14時半 17〜22時
定 休 日:不定休
最寄り駅:小田原駅東口 徒歩3分

【プロローグ】今夜も満席です。

【焼き物①】銀鱈の西京焼き。

【お造り】左から鱸・鰤・おしつけ・平政・鯛・ばち鮪。

【焼き物②】ローストビーフ。

【サラダ】海鮮サラダ。

【強肴】小田原おでん。

【煮物】豚の角煮。

【揚げ物】カキフライと鳥の唐揚げとポテト。