電機業界に勤務されている方々は、日立と東芝には何らかの形で関りがあったことと思います。電機業界を卒業して30年経過しましたが、新卒時点から経理屋として日立の他社に比して検収や納期の厳しさを見ることができました。超名門企業は、全ての面で超一流であると強く感じたものです。金融機関に移ってからは、電機業界の中心に位置する企業として企業分析の対象として見続けてきました。

今週の日経ビジネスの特集は、この2大巨頭の30年の経過を振り返り、大きく毀損してきた経緯と辿り着こうとしている方向を記しています。ただ、企業規模と業容が大きいのでこの一冊で収めることは不可能です。情報整理のツールとして経営者や管理職の方々は勿論のこと、就職を控えている学生諸君にも、活用して欲しい一冊です。