(1)ネットバンクとは

店舗を持たない新形態の銀行で、2000年に設立されたジャパンネット銀行(4月よりPayPay銀行に商号変更)を皮切りとして、ソニー銀行・住信SBI銀行・楽天銀行(旧イーバンク銀行)・じぶん銀行・イオン銀行・セブン銀行・大和ネクスト銀行が設立されました。

(2)eTaxとLTax

eTaxとLTaxに適応しているネットバンクは現時点ではありません。この点で法人のメイン口座としての機能は現時点では有していないといえます。

(3)所得税の還付口座

確定申告による所得税の還付口座として登録できない銀行は次の通りです。

・じぶん銀行(KDDIと三菱UFJ銀行との合弁による銀行)

・セブン銀行

・大和ネクスト銀行

(4)所得税の納税の自動引落

イオン銀行だけが唯一日本銀行より「歳入代理店」の承認を受け、申告所得税及び復興特別所得税と消費税及び地方消費税の口座振替による自動引落が可能となっています。今後、他行でも「歳入代理店」の承認を受けることは予想されます。

(5)ネットバンクの優位性

メガバンクや地方銀行に比してネットバンクが優れている機能は、振込手数料を初めとする決済手数料が安  いことではありません。決済データが無料で提供されることです。決済データは自ら整理することが必要です。データ整理は難しくありませんが、適切な処理ができない場合は、ネットバンクの利用がマイナスとなることを十分にご理解下さい。

(6)ネットバンク利用で避けるべきこと

カード決済・公共料金の自動引落・定期的な経費の振込には向きます。いわゆる日常的な財布として位置づけられます。一方、税金の支払や贈与資金の振込等は、記録をきちんと残すことを要件とすることからネットバンクでの支払いは避けることをお薦めします。また、ネットバンクは、パスワードの管理がポイントとなります。ご家族にパスワードをお伝えしていなかったため、相続時に口座確認に時間を要し、預金記録の再発行に万円単位の手数料まで負担した事例が出てきました。

(7)法人としてのネットバンクの利用

 ネットバンクは決済機能のみが中心であり、法人では仮払金の決済口座といった補助的口座として位置づけけられます。従前の銀行との使い分けが必要です。

 

《静岡県伊東市小室山公園》

相模湾に面する小室山は、40種類・約10万本のツツジが咲き誇ります。毎年4月下旬から5月上旬が開花時期ですが、今年は例年に比して2週間以上早いです。

【新緑が燃えるようなツツジを引き立てます】

【山の上から俯瞰できるのも楽しいです】

【八重桜とツツジとを同じ時期に楽しめます】

【咲き始めと蕾】

【陽が少し傾き始めました】