秋の味覚といえば甘蔗・梨・南瓜・栗・葡萄・秋刀魚・松茸・柿・きのこ・茄子等が挙げられます。コロナ禍は続きますが、様子を見ながらお客様との面談の回数も増えてきました。今夜は7ケ月ぶりにビジネスパートナーと地元の「岩亀」を訪問します。懸案事項の出口がなかなか見出せませんでしたが、秀逸な料理を口にすると絡まった糸がほぐれ、次いで解決策が浮かび上がりました。“讌”は円滑なコミュニケーションを生むだけではなく、問題解決の特効薬にもなります。今夜も一品一品を堪能させていただきました。

屋 号:岩亀本店

住 所:横浜市西区戸部町5-177

電話番号:045-231-7683

営業時間:17時半~22時半

定 休 日:日曜日・祝日

最寄り駅:京浜急行戸部駅徒歩10分(横浜駅からタクシーのご利用が便利です)

*大将より今夜の献立を解説していただきました。

【プロローグ】 暖簾が刷新されました。夜の照明に映えます。

【先付】 蟹の栗蒸し。少し寒くなってきましたので温かい料理から。栗を蒸して裏ごして蟹と混ぜて召し上がっていただけるようにしました。この時期しか作れないお料理なので。(本日も先付から驚きのお料理です。)

【前菜】 左から時計回り、でホウレン草と菊のお浸し・うざく・甘えびの飛子あえ・西京漬けの2種類のクリームチーズ・子持ち鮎です。日本酒を飲まれるので。

【神奈川の地酒】 松田町 中川酒造 松みどり 純米吟醸 秋あがり。米のまろやかさを強く感じます。昨今の神奈川の日本酒はお薦めです。

【お造り】 まぐろ、方々、旬のかますです。今回は浜名湖の青のりで付け醤油を仕立てました。まぐろにいいかなと。かますの薬味は、フグ用のポン酢に鰹だしと紅葉おろし、葱を混ぜたものです。(この付け醤油と薬味が絶品でした!刺身の旨さをぐんと引き上げてくれます。)

【揚げ物】 牡蠣をオリーブオイルで焼いた物を春巻きにそれと蓮根チップです。梅肉と鯛の骨のお塩で。(この牡蠣も兎に角美味かったです)

【お椀】 岩手の鴨と色の濃い良い卵が入ったので卵豆腐にしました。吸い口はブラックペッパーで前のお料理が脂ものなので敢えて鴨の脂身は取り除き吸い物の出しとして鴨スープとしました。

【焼き物】 焼き物はサワラです。うすくち醤油に漬けてかぶのあんの上にのせました。イクラの醤油漬けと銀杏を散らして。(2本目以降の日本酒は取り忘れるほど進みました)

【焚き物】 焚き物は秋ナス。どんこ椎茸、蒸し鮑です。この後にうなぎがあるので少し軽めに。

【ご飯】 食事はミニうな丼。シンプルに炊きたてのお米とうなぎ。何も手を加えません。

【甘味】 かぼちゃプリン自家製の黒蜜と。(一応ピントが合うほどの酒量です。)