「岩亀」は、愛知県西尾市の「一色産うなぎ」を使っています。一色町は明治37年から養殖を始めました。矢作川から養鰻専用水道を引き込むことにより天然河川により近い環境を保っています、さらに昭和40年代後半からのビニールハウスによる加温養殖技術の導入により、大規模な産地となりました。一色町は、単一の市区町村としては全国1位の生産量を誇ります。天然の鰻は、水温が下がってくる10月ぐらいから冬眠に備えて栄養を蓄えて脂がのります。漁は冬眠に入る12月には終了するので、秋から冬が旬と言えます。養殖の鰻もこの時期が旬となるそうです。至極の技と高品質の鰻との融合により最高の味わいに辿り着きます。今夜も美味しゅうございました。

住      所:横浜市西区戸部町5-177

電話番号:045-231-7683

営業時間:17時半~21時

定 休 日:日曜日・祭日

最寄り駅:京浜急行戸部駅徒歩10分(横浜駅東口からタクシーのご利用が便利です)

*献立は大将からお伝えいただきました。

【プロローグ】

【前菜】アワビ、数の子、ホタテ貝、春菊とくるみの白和え。

【温物】蟹とからすみの飯蒸し。からすみの塩味は調味料のつもりで使ってみました。

【本日のお供】静岡県富士宮市 高砂 山廃純米辛口

【お造り】まぐろ、墨いか、あん肝のふぐ巻き、ふぐの煮こごり。ふぐは3日程脱水して食感が弱くなる分少し厚めに引きました。

【揚げ物】京都の海老いも、焼きふぐ、藤九朗銀杏。海老いもはお出しが含みやすいように一度脱水してから2時間蒸し煮にしてあります。

【ひれ酒】冬の定番です。

【焼き物】松本酒造(京都の酒蔵)さんの酒粕を使ったぶりの粕漬けと少し大きくなったので、ふぐの焼白子にしました。

【炊き合わせ】蕪、牡蠣の時雨煮、土佐甘唐。蕪は皮からお出汁が取れるのでそのお出汁を使ってこちらも蒸し煮にしました。

【お食事】鰻と炊きたてのご飯、引き立ての山椒。

【水菓子】最後はいつもの柚子のシャーベット。