Vol.134 天然・釣物 相模のとらふぐ(鎌倉二階堂)
投稿日 : 2021年12月20日
最終更新日時 : 2021年12月20日
投稿者 : soga-tax
カテゴリー : ぐるめガイド
「天然・釣物 相模のとらふぐ」は、餌となる鰯や海老が豊富な横須賀沖にて、はえ縄漁で釣り上げられます。近年では年間3トン以上の漁獲量が確保できるようになりました。さらに、令和3年11月にかながわブランドとして登録されました。一方、コロナ禍で宴会需要が見込めず、現在は逗子小坪港ではとらふぐ漁を中止し、横須賀佐島港と長井港での取り扱いのみとなっています。さて、「天然・釣物 相模のとらふぐ」は水揚げされたその日に捌くことができることでも大きな差別化が図れます。「鎌倉阿寓」は、12月から2月中旬まで事前予約により「天然・釣物 相模のとらふぐ」を提供しています。3倍の厚さの薄造りを是非ご堪能下さい。地魚に合わせる神奈川の地酒も上質な銘柄が用意されている左党の天国へようこそ。
屋 号:鎌倉阿寓
住 所:鎌倉市二階堂93-25
電話番号:0467-25-3299
営業時間:11時半~15時 17時~21時
定 休 日:水曜日
バ ス 便:鎌倉駅東口5番乗り場 大塔宮終点
【八寸】 左上の柚子釜から白子のちり酢掛け、蟹といくらの醤油漬け、子持ち昆布、出汁巻き卵、合鴨のロースト、身欠き鰊甘露煮、車海老の旨煮、河豚の唐揚げ。いきなり河豚の登場でいやおうなしに盛り上がります。
【お椀】 牡蠣しんじょうのお椀。蓋を開けると牡蠣の香りに酔います。
【お造り】 左上から石鯛、鎌倉海老、金目鯛、鰤、あおりいか、とらふぐの薄造り。これで1人前です。とらふぐはかなり厚みがありますし、これだけの品揃えですので、魚好きにはこれ以上ない一品です。
【焼き物】 寒鰆のオレンジソース。塩胡椒をした後にオレンジソースで照り焼きしています。
【箸休め】 自家製炙りからすみ。今年のからすみは太過ぎて、包丁が入り難くなっています。炙ることで旨味が増しています。この一皿で1合進みます。
【煮物】 鰤大根。お椀と同様に日本料理には蓋を開けるという楽しみ(=高揚感)があります。
【ご飯】 河豚雑炊。「天然・釣物 相模のとらふぐ」の特色である旨味を一番感ずることができるお料理です。
【水菓子】 左は、ストロベリー・ラズベリー・ブルーベリーの3種のベリーの赤ワインのゼリー寄せと椿餅。彩り豊かなゼリー寄せは酸味と上質な甘さが楽しめます。椿餅は重厚感を備えた大人の甘未です。