「桜エビ」は、3月中旬から6月初旬までと10月下旬から12月下旬までと漁期が限定されています。漁場は専ら静岡県の由比・蒲原・大井川地区に限られています。東京湾・相模灘にも生息していますが、国内の水揚げは駿河湾のみとなっています。昨今では、台湾でも水揚げされ、輸入量も増加傾向にあります。5月に「岩亀」をお邪魔するのは久方ぶりで、「桜エビ」がどのような形で提供されるのか楽しみでした。ようやく宴会を催すことができる環境が整い美酒佳肴を愉しみました。

屋  号:岩亀本店

住      所:横浜市西区戸部町5丁目177番地

電話番号:045-231-7683

営業時間:17時半~22時

定 休 日:日曜日・祭日

最寄り駅:京浜急行戸部駅徒歩10分(横浜駅東口からのタクシーのご利用がお薦めです)

≪本日のお献立≫ 今回も大将に無理を言って、解説していただきました。

【前菜】 銚子の蛤と旬のアスパラガス、車エビです。上に利尻の雲丹をのせ、蛤の出汁で仕立てかけました。

【温物】 駿河湾の桜エビの茶碗蒸しです。中に百合根と金沢の竹の子が潜んでいます。最後に甘エビや牡丹エビの殻で仕立てたエビ塩を降りました。

【お造り】 天然まぐろ、小柴のすみいか、天然のしまあじです。今年はしまあじが凄く状態が良いので好んで使っています。

【揚げ物】 若い方もいらしたので、カニクリームコロッケです。名残の山菜と共に。

【焼き物①】 氷見のサワラ。

【焼き物②】 富山のホタルイカとうるいのぬた。こちらはお酒飲みがいらっしゃるので。

【焚き物】 金沢の竹の子とワラビと和牛のすき焼きです。

【お食事】 うな丼よりもうな重の方が美味しく感ずるのは私だけでしょうか?

【甘味】 柚子のシャーベット。

【エピローグ】