今年の夏は神奈川と東京を出ることすらありませんでした。せめて、おいしいものを味わいたいと選んだ先は、加賀料理の大志満と相成りました。「加賀料理」は、単語としては昭和32年に吉田茂元首相の長男で文人吉田健一氏が命名したものだそうです。加賀の食材に加賀風の手間をかけた京風と江戸風を昇華した味わいに加え、優美な蒔絵を施した漆器や色鮮やかな器などもこの地ならではのもので、料理と器の一体感が「加賀料理」の特徴であると言えます。

屋   号:大志満(おおしま)

住   所:横浜市西区みなとみらい2-3-7

場   所:横浜ベイホテル東急1階

電話番号:045-274-8080

【加賀料理の特徴】 見た目の美しさも加賀料理の大きな特徴で、前田利家の時代から受け継がれています。もてなしの極みといえる茶の湯の伝統によって磨き上げられてきた美意識が、素材を生かし洗練された加賀料理に脈々と息づいています。

【前菜】 蟹と秋の白和え

【先付】 湯葉ととんぶり、青菜と鮭、鮎の南蛮漬け

【吸い物】 海老しんじょうのお椀です。

【お造り】 マグロの赤身・勘八・雲丹

【煮物】 金沢の郷土料理である治部煮(じぶに)です。そぎ切りにした鴨肉に粉をまぶしたものに、すだれ麩や野菜を出し汁・酒・味醂・醤油で煮たものです。

【焼き物】 金目鯛の西京焼き・海老餃子の揚げ物・ししとうの天麩羅・焼き栗

【酢の物】 帆立貝・茗荷・蕪・わかめの辛子味噌添え

【蒸し物】 関東よりもかなり塩味の濃い茶碗蒸しです。

【ご飯】 食感の楽しいさつまいものご飯。漬物は、特においしかったです。

【水物】 金沢の梨と柘榴