「魁星」は、桜木町駅と関内駅の中間点で、野毛から大岡川を渡った先に位置します。スープはいわゆる淡麗系です。徳島の阿波尾鶏のガラ・丸鶏・モミジなどを丁寧に炊き上げました。そこに、ホンビノス貝と昆布を煮出した貝出汁と合わます。麺は国産小麦にライ麦とデュラム小麦を配合した自家製面。つけめん以外の全てのラーメンに白トリュフオイルが入っており、味に深みを増しています。醤油、塩、コク塩、青唐の塩と4種類の定番と複数の限定メニューとに加えて3種類の丼が用意されており、メニュー制覇には相応の回数を要します。非常に完成度の高い上に、良心的な価格設定も嬉しいです。店主はフレンチかイタリアン出身ではないでしょうか。スープや麺の製法もさることながら、具材の彩や配置にもとことんこだわっています。徒歩圏内に絶品のラーメン店を発見して、もはや小躍りしないはずがありません。

屋    号:麺や 魁星(さきがけぼし)

住    所:横浜市中区吉田町3-11

電話番号:045-341ー0655

営業時間:11時~20時(コロナ禍)

定 休 日:不定休

最寄り駅:JR根岸線関内駅 徒歩4分、JR根岸線桜木町駅 徒歩8分

【プロローグ】 地図を頼りに進みますが、似たような路地が続きます。目印はラーメンと書かれた提灯です。

【コク塩+燻製味玉】 徳島の阿波尾鶏のガラ・丸鶏・モミジなどを丁寧に炊き上げました。そこに、ホンビノス貝と昆布を煮出した貝出汁と合わせてスープとしました。これをさらに高温で炊き上げ深いコクのあるスープとしました。

【魁星(かいせい)】 魁星 純米吟醸原酒 大関酒造(兵庫県西宮市)。屋号と同じ銘柄の日本酒。

【鶏ネギ丼】 5ミリ角の鶏肉に生姜をベースとした薬味を混ぜて刻みネギと一緒にかきこみます。薬味の味付けが絶妙です。

【ワンタンメン醤油】 塩スープよりも一回り細い四角の麺。ワンタンもスープに良く合います。紫玉ねぎがいいアクセントです。次回醤油を頼む際にはメンマの追加を予定しています。

【ブレイク】

【特製塩】 味玉、メンマ1本、海苔1枚、鶏と豚のチャーシュー各1枚が追加されます。チャーシューは鶏胸肉と豚ロースで低温調理によりしっとり。味玉は燻製も用意されており、これも楽しみの一つ。コク塩の方が、色味は濃いですね。白ワインにも合いそうです。