鎌倉の鬼門(北東)に位置する二階堂は、昭和の住宅開発から逃れて豊な緑に包まれ、鎌倉では珍しくなったホタル見物も楽しめる地域です。鎌倉宮の参道にある日本料理鎌倉阿寓は、静かな佇まいと季節感あふれる料理を堪能できる空間です。5月26日にアド街ック天国でのTV報道により、暫くの間は席の確保が難しくなりますのでお早めにご予約下さい。東京吉兆で18年修行された店主は、京料理が専門ですので夏に涼を呼ぶことを得意とされています。

屋   号:日本料理 鎌倉阿寓

住   所:鎌倉市二階堂93-25

電話番号:0467-25-3299(要予約)

営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00

定 休 日:水曜日

【屋号】「阿寓」は一番という意味の「阿」と小さい家という意味の「寓」を合わせ、「ちいさいが味は一番の店」を意味します

【八寸】 季節に八寸は、左上から時計回りでバイ貝生姜煮、焼きナスとホワイトアスパラのポタージュ、稚鮎揚げ、枝豆と丸十の甘露煮、だし巻き卵と松風と車エビのうま煮、帆立とオクラの梅ジュレかけ。丸十とは薩摩藩の家紋にかけてサツマイモを指します。粋を感じる呼び方ですね。

【お椀】 鱧と青梅の吸い物です。お椀を開けた瞬間、鎮座する青梅に目が点となりました。料理長の出身である吉兆が京料理であることから、関西の食材もちょいちょい使用されますね。

【お造り】 左奥から時計回りでカマス(小坪)、カツオ(小坪)、アオリイカ(小坪)、シマアジ(房州)、雲丹(根室)、マコガレイ(小坪)と6点盛りです。4種は地魚で、特にカツオは沖合で捕れたものの鮮度を維持するため当日中に荷揚げする特別船によるものです。

【焼き物】 青森産のアイナメのソテー、オレンジソース和え。

【煮物】 冬瓜、新牛蒡、椎茸、赤パプリカの炊き合わせ

【ご飯】 トウモロコシご飯は釜飯と同様、シメの人気メニューとなっております。

【水菓子】 西瓜のゼリーよせ、サバイオンソース。餡子ものは自家製の京菓子水無月です。

5月からのれんも涼しげな麻地のものに切り替えします。