蕎麦どころの信州は、種類が豊富で食べ方も多岐に渡ります。今回は初めて北信濃の黒姫高原を訪れました。「霧下そば」とは、妙高・黒姫・木曽地方等の標高の高いところで獲れた蕎麦を指し、寒暖差があり霧が発生する冷涼な気候により旨味が強いことが特徴です。お店は黒姫高原の山麓に位置し、天候に恵まれれば素晴らしい眺望が得られます。当日は入店時には周りの景色を楽しむことができましたが、あっという間に霧の中に包まれてしまいました。まさに「霧下そば」を体感しました。土曜日13時に入店した時点で蕎麦はもはや残り2食のみ、ご飯は売り切れ、残りはうどんと焼きおにぎりという人気店。お店は11時開店ですので、黒姫山をバックとする御鹿湿原を散策される際には、先に早めの昼食を済ませてからお出掛け下さい。

屋      号:手打ちそば処 うえだ

住      所:長野県上木内郡信濃町野尻上山桑3807-60

電話番号:026-255-4264

営業時間:11時~15時頃(売り切れまで)

定 休 日:木曜日(1~3月水・木曜日、8月無休)

最 寄 駅:上信越道信濃町ICより車で5分

【プロローグ】 信濃町には大きな観光施設はありませんが、長野市内から沿線の風景に魅了されます。

【そばかりんとう】 茹で上がるまでのお茶菓子ですが、素朴で美味しいです。

【かけそば+温玉+焼きおにぎり】 細目の麺はのど越しが良く、後をひきます。

【ざるそば+山かけ】 山芋が蕎麦の旨味を引き立てます。

【エピローグ】 御鹿湿原の撮影は濃霧で諦めましたが、この蕎麦を食べることができたので十分充実した日となりました。天候が良ければテラス席が特等席となります。