熟成された塊肉の炭焼き、自家製コンビーフ、燻製レバー、半生ハンバーグ、牛すじのトマト煮。黒板一面に記された肉料理の中から2品を選び、新鮮な福島の有機野菜をいただくだけでお腹も心も満腹です。牛肉とワインに造詣の深い店主との会話を肴に、無農薬のワインを楽しみます。今夜はフランス南東部ローヌ地方とイタリア北部エミリア・ロマーニャ州の古酒と出会えました。心地良いひと時は暑さをも忘れさせてくれます。家族もお世話になっているこちらでいつか誕生日パーテイを行いたいものです。

屋      号:肉と野菜とナチュラルワイン さとう

住      所:練馬区栄町40-12

電話番号:070-3991-4430

営業時間:11時半~15時半、18時~22時

定  休  日:不定期

【プロローグ】 カウンター5席からはシェフの所作を堪能できます。

【スパークリング】 Renardat Fache 2018(ルナルダ=ファッシュ)。 1789年創業のフランス東部のサヴォワ地方のアラン・ルナルダ=ファッシュは、8世代に渡る歴史あるドメーヌです。

【牛肉おつまり盛り合わせ】 左上から時計周りで、肩肉赤ワイン煮、自家製コンビーフ、

【ブレイク】 ランチタイムは、半生ハンバーガーや有機野菜プレートが用意されており、女性客で占められます。

【本日の牛肉炭火焼】 焼き鳥用の炭焼き台を使用して、強火の近火で周りを焼き固めます。深型のバットに入れてアルミホイルで蓋をし、中の温度を保ちながら約30分休ませます。

【Les quiles de joie(キーユ・ド・ジョワ)】 フランス南東部のローヌ地方のビオワインです。グルナッシュ、シラー、カリニャンのブレンド。滑らかな口当たりでエレガントな果実味。長い余韻が続きます。

【テーブル席】 ゆったりとしたテーブル席。大きな窓の外は残念ながら外壁工事の足場で視界不良となっています。

【福島斎藤さんの有機野菜のサラダ】 生野菜だけではなく、茹で野菜や揚げた紫玉ねぎも入っています。歯応えが良く、旨味たっぷり。夏は種類も多いのでまさに旬を楽しめます。

【IL Maiolo(イル・マイオーロ) 2006】 イタリア北部のポー川沿岸のピアチェンツァのビオワインです。バルベーラ、ボナルダ、メルローのブレンド。長い熟成期間を経て角のとれた円やかさと密度感のある果実味。このような掘り出し物と出会える嬉しさ。

【塊焼と半生ハンバーグ】 埼玉で飼育された乳牛のエアシャー種と黒毛和牛との混血種です。エアシャー種はスコットランド原産で、日本では限られた数量しか飼育されていません。味わい深い肉です。半生ハンバーグは肉の旨味が見事に閉じこめられた銘品です。ズッキーニ、インゲン、茄子、ジャガイモ、食用ホオズキの焼き野菜も満載。

【エピローグ】 メニューは牛のオンパレードです。お気に入りの2品をオーダーするともうお腹一杯で、なかなか定番以外を賞味できません。もちろん有機野菜のサラダも定番から外せません。