鎌倉の11月の週末は七五三の参拝客で賑わいます。鶴岡八幡宮でお参りして徒歩10分程歩くと二階堂の銘店に着きます。今回は初めて幼児を連れて訪れ、畳敷きにお布団をご用意いただきました。そんな幼児も一緒にこちらのお料理に舌鼓を打っていました。目にも鮮やかな八寸、毎回楽しみにしているお椀、新鮮な地魚を中心としたお造り、孫が夢中で食べた鎌倉野菜の煮物。七五三詣での予行演習は大変おいしゅうございました。

屋   号:日本料理 鎌倉阿寓

住   所:鎌倉市二階堂93-25

電話番号:0467-25-3299(要予約)

営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00(LO:20時)

定 休 日:水曜日

【エピローグ】 本日はどんな献立が用意されているのか、わくわくしながら暖簾をくぐります。

【八寸】 左手前からずわい蟹黄味酢和え、真鯛のカルパッチョ、松茸の天麩羅と鰤幽庵揚げ、左奥から渋皮栗の甘露煮、車海老旨煮と松風焼きとだし巻卵、生湯葉と雲丹のお浸し。

【お椀】 牡蠣の蕪蒸し。蕪と牡蠣の食感が楽しく、繊細な味わいに驚嘆しました。本日一押しのお料理です。

【お造り】 左奥から時計回りでカマス(江の島)、金目(房州)、鎌倉エビの卵黄のせ、(小坪)、日戻り鰹(小坪)、平目(小坪)、甘鯛(佐島)、勘八の子であるショコ(江の島)。

【焼き物】 真鯛のムニエル 舞茸と平茸添え。

【煮物】 大根、春菊、牛蒡、人参、伊達地鶏。

【秋鮭と里芋炊き込み御飯】 阿寓さんは御飯も毎回うならせてくれます。秋鮭と里芋との意外な組み合わせは絶妙な調和をもたらします。

【デザート①】 林檎のコンポート。孫がおいしくいただきました。もう少し大きくなったならば、東京吉兆のお料理であることを教えます。

【デザート②】 南瓜ムース。本日のコースの最後にふさわしい気品のあるデザート。

【エピローグ】 今回は1歳11ケ月の孫が阿寓デビューを果たしました。次回は1歳になったばかりの孫の出番です。