150円を突破した円安の抑制策として、日本企業が海外で保有する外貨を国内へ還流させて、円への交換を促すための「レパトリエーション減税(以下レパトリ減税)」が有効であるという見方が市場関係者の間で浮上しています。2021年3月末時点で海外子会社が蓄積した内部留保は、円換算で37.6兆円にも及びます。過去10年超に渡って対外直接投資が劇的に増えた結果、日本企業の多くは外貨を現地で抱えるようになりました。2009年度に海外子会社から得る配当の95%相当額を非課税とする税制が導入されてから、国内還流は着実に増加していますが、法人税の実効税率の高さが敬遠されて、海外の内部留保は30兆円超の水準で推移しています。米国では多国籍企業が得た利益の国内還流を図るため、05年にブッシュ政権が海外子会社の利益送金への税率を35%から5.25%に引き下げる1年限定の「レパトリ減税」を実施しました。法人税収は04年の1894億ドルから46.9%上昇して2783億ドルに達しました。為替市場ではドル全面高となり、対円では04年末の約103円から約118円まで上昇しました。為替介入よりも実効性があることを証明した事例と言えます。内部留保残高の10%相当額ならば3.8兆円、20%ならば7.6兆円、30%ならば10兆円の円買いとなり、2022年1月から8月までの貿易赤字(約12.2兆円)をほぼ帳消しにする規模となります。減税の方法としては、為替差益への課税免除・設備投資の損金扱い・賃上げ及び雇用促進費への減税措置が想定されます。

≪宝珠山立石寺 山形市山寺≫「宝珠山立石寺」は清和天皇の勅願によって860年に慈覚大師円仁によって建立されました。松尾芭蕉の句で知られる山寺は、それは豊かな自然に恵まれ写欲がそそられる寺院です。

【根本中堂】

【御仏】

【御祈祷】

【姥堂】

【芭蕉の碑】

【弥陀洞】

【柱状節理】

【五大堂①】

【山寺駅俯瞰】

【五大堂②】

【シュウメイギク】

【開山堂・納経堂】

【奥之院】

【石灯籠】

【水盤】