(1)「リスキリング」とは

「リスキリング」とは、働き方の変化に伴い今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得することです。「リスキリング」が大きく取り上げられたきっかけは、2020年1月に開催された世界経済会議(ダボス会議)で「リスキリング革命」が提言されたことによります。第4次産業革命(注)に伴う技術の変化に対応した新しいスキルを獲得するために、2030年までに10億人により良い教育、スキル、仕事を提供するというイニシアチブです。経済産業省は「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」を立ち上げ、厚生労働省の「教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)」と連携して助成金を出す仕組みを作り、新しいスキルの獲得を支援しています。

(2)企業による「リスキリング」の導入

企業は、デジタルDXに対応するため組織的に「リスキリング」を導入して、配属人員を大きく切り替えようと試みています。業務時間中に「リスキリング」を実施して、前倒しで業務の転換を図っています。「リスキリング」=DX教育ではありませんが、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職種に就くためのスキル習得を指すことが多くなってきたことは事実です。国内企業での代表例は、日立製作所・富士通・三井住友フィナンシャルグループ・あおぞら銀行が挙げられ、いずれも社内のDX化を推進するためのプログラムです。

(3)「リスキリング」を推進するメリット

企業が「リスキリング」を推進するメリットは次の5つが挙げられます。

①人材不足への対応

②DX人材の確保

③IT人材の確保

④生産性の向上

⑤新商品・新サービスの展開

(4)従業員が「リスキリング」を行うメリット

従業員が「リキスリング」に取り組むメリットは次の4つが挙げられます。

①新たなスキルを得られる

②自身のスキルをアップデートできる

③モチベーションの向上

④経験や資格は転職する際の差別化に繋がる

*注「第4次産業革命」とは、IоT、ビッグデータ、AIによる生産性の飛躍的向上と潜在的に欲していた新しい財やサービスの享受を意味します。

≪吹雪の白川郷≫ 荻町集落には江戸時代末期から明治時代末期に建てられた60棟の合掌造りが建ち並びます。妻を南北に向けて整然と並び、家ごとの塀がないことと相まって独特の景観を形成しています。

【荻町集落①】1メートルを超える積雪。

【天守閣展望台①】想定以上の風雪で見通しが効きません。

【天守閣展望台②】悪天候にも拘わらず観光客の姿が散見されます。

【荻町集落②】撮影開始時の空は明るく、雪景色を約1時間堪能できました。

【神田家】最大クラスの合掌造り。

【荻町集落③】3階建ての合掌造りが連なります。

【明善寺 鐘楼門】翌日はクレーン車を導入して雪下ろし作業が行われました。

【和田家】最大クラスの合掌造りで国指定重要文化財に認定されています。

【放水銃】毎年秋に一斉放水する訓練が行われます。

【荻町集落④】家屋の廻りも雪囲いで守られています。もう宿に引き返します。

【庄川】河原も全面雪景色。