(1)“休眠預金”とは

“休眠預金”とは、10年以上お金の出し入れがなく、金融機関との取引がない状態の預金を指します。“睡眠預金”や“休眠口座”という呼び方もされています。2014年から2016年度の“休眠預金”は年間に約1200億円発生し、そのうち500億円程度が預金者に払い戻されています。この引き出されなかったお金を民間公益活動に活用することを目的として“休眠預金等活用法”が制定されました。

(2)“休眠預金”の対象とは?

“休眠預金”の対象は、2009年1月1日以降、10年以上取引がない普通預金、定期預金、当座預金、貯蓄預金、定期積金やゆうちょ銀行の通常貯金、定額貯金、貯蓄預金等です。2019年1月時点で既に10年以上経過している普通預金等は、“休眠預金等活用法”の休眠預金には該当しません。

次に、口座の残高が1万円以上であれば、金融機関から通知書が発送されます。通知書が届いた場合には“休眠預金”の対象外となります。一方、預金残高が1万円以上でも宛先不明で通知書が届かない場合と残高が1万円未満である場合には“休眠預金”の対象となります。

(3)定期的な利子の付与は、金融機関との取引がない状態を指すのか?

預金者は今後も預貯金を利用する意思を表明したものとして認められる取引を行う必要があります。利子の付与は、預金者の意思に拘らず金融機関が行うものですので、利子だけ発生している預金口座も将来“休眠預金”となり得ます。なお、通帳への記帳が、取引に該当するかは金融機関によって取扱いが異なります。

(4)“休眠預金”になるとどうなるのか?

預金は預金保険機構へ移管された後、民間公益活動に活用されます。なお、“休眠預金”となった後も金融機関で通帳やキャッシュカード、本人確認書類を持参して手続を踏めば引き出すことは可能です。自分の利用している口座が“休眠預金”の対象となっているかは取引のある金融機関で問い合わせることができます。

なお、“休眠預金”を引き出す際に、現金で受け取るか、元の口座を引き続き使用できるのかは金融機関によって取扱いが異なりますので、お取引のあった金融機関にお問い合わせ下さい。

(5)金融機関からの通知書

金融機関からの通知書は次の通りの内容です。

                  <ご預金ご確認のお知らせ>

拝啓 当店をご利用いただき誠にありがとうございます。さて、お取引いただいております普通預金について、長い間入金・出金等のお取引がございません。万が一お忘れの場合は当店あてにご連絡下さい。                                                                                        敬具

お客様番号 XXXXXXXX

(6)“休眠預金”が発生する原因

“休眠預金”は次のような理由で発生します。

①転居、転勤や転職により支店を変更したり、給与振込口座を替えて、古い口座を放置すること②同一支店で複数の口座を開設し、その使用目的が終了した際に解約しなかったこと。    ③ローン返済口座として開設し、完済した際に解約しなかったこと。            ④転居した際に、住所変更届を金融機関へ提出しなかったことにより連絡が届かなくなったこと

(7)“休眠預金”が預金保険機構へ移動した後も引き出せるのは何故か? 

旧預貯金の元本に、元の預貯金契約などに基づく利子相当額を加えた額になり、元の預貯金契約通りの額が支払われます。

(8)休眠預金となっている期間中の利子はどうなるのか?

預金保険機構は、全ての“休眠預金”を民間鉱石活動に充てるのではなく、当面の間各金融機関から移管された“休眠預金”の5割を将来の引き出しに備えた準備金として積み立てていきます。

(9)相続後に“休眠預金”が発見された場合

亡くなられた方の口座から預金を引き出すことは不可能ですので、まず金融機関へ預金者が亡くなられたことをお伝えして相続手続を行う必要があります。

(10)“休眠預金”の相続手続

①金融機関の窓口で『相続届出書』の交付を受けます。その際に、相続人全員の印鑑証明書の提出が必要かを確認します。

②『相続届出書』には預金を引き継がれる方と相続人様全員の署名と実印の捺印を行います。

③相続時に『遺産分割協議書』を作成している場合には、相続手続が円滑に進む場合がありますので、『相続届出書』と併せて窓口でご提示下さい。

④相続手続が完了すると、休眠口座も閉鎖されます。

(11)取引のあった金融機関が合併などにより他の金融機関となっている場合はどのすればよいか?

合併などでお取引のあった金融機関が他の金融機関となっている場合には、お取引のあった金融機関を引き継いだ現在の金融機関で引出の手続きを行います。

【グラナダのアルハンブラ宮殿】

【アルハンブラ宮殿】 スペイン南部のアンダルシア州クラナダ県グラナダ市南東の丘の上に位置する13世紀に建造された城塞です。アルハンブラとは、アラビア語で「赤い城塞」を意味するアル=カルアと呼ばれていたものが、スペイン語において転訛したものです。石灰岩が風化した赤褐色の土であるテラロッサが由来している模様です。

【アラヤネスの中庭】 アラヤネスの中庭とは、コマレス宮にある中庭です。“アラヤネス”とは、左右対称に配されている生垣の天人花のことです。外国の使節や要人たちが王の謁見を待つ場所でした。対称性が際立っていることはイスラム建築の特徴の一つです。

【ライオンの中庭】 その名前は中庭の中央を占める噴水を囲む12頭のライオンに由来します。ある晩ブラ宮殿は、シエラネバダ山脈の雪解け水や地形を巧みに利用して建築され、「水の王宮」とも呼ばれています。王宮の噴水は、水盤の中央から湧水のように静かに水が上がり、水盤から溢れ出ていきます。

【ライオン宮】 イスラム最後の王朝「ナスル王朝宮殿」の“ライオン宮”は王以外の男性禁制の王宮で2階に12歳以上の女性達の部屋がありました。梁から天井にかけて細かなアラベスク模様の彫刻が施されとても優美な空間が広がります。

【二姉妹の間の天井】 王妃は36人いて、最後の夫人2名が住んでいたので「二姉妹の間」と呼ばれています。この部屋の天井は、小さなパーツを組み合わせて細工されています。透かし細工の窓から反射する自然光が美しさをさらに引立てます。

【パティオ】 スペイン語で中庭をパティオと言います。イスラム様式の窓枠を眼前にした時、歴史をきちんと学んでいないと中東や北アフリカにいると勘違いします。

【アルバイシン市街地】 西端に位置するアルカサバは要塞のようになっており、アルバイシンの街を見下ろすことができます。

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【コレスの塔】 アルハンブラ宮殿にある建物の中で最も高い塔で、ユスフ1世により建造されたものです。内部の大使の間は王の公式行事の場として使用されていました。

【パルタルの庭園】 奥に見えるのは貴族が住んでいた貴婦人の塔です。この塔の装飾はアルハンブラの中で最も古いものです。

【宮殿の遠景】 手前の四角い塔は、くちばしの塔です。銃眼付記の胸壁の先端は、レンガ製の角錐になっており、くちばしの塔の名の由来となっています。

【アセキアの中庭】 アセキアの中庭(48.7mX12.8m)は、ヘネラリフェの中で最も重要な場所です。ここはアラブ人統治時代以降に改修されています。左側の18のアーチは回廊の一部になっています。

【ヘネラリフェ】 王の夏の別荘として使用されていました。この庭園には、数多くの糸杉の他に日本から持ち込まれた竹や柿が植えられています。

【サン・ニコラス展望台】 サン・ニコラス展望台は、アルバイシンの丘の上にあり、イスラム教徒地区では最も高い場所の一つです。グラナダの街並み、アルハンブラ宮殿、シエラネバダ山脈を一望できます。