70,000m2の広大な土地に120を超える彫刻が展示されています。ピカソ館を初めとして5つの室内展示場や足湯施設を備えており、ゆったりと過ごせる箱根の代表的な美術館です。
大自然を借景として彫刻の力強さや美しさを感じることができます。子供たちにも彫刻を身近に感じてもらえる場所といえます。園内には紅葉もあり、彫刻とそれを絡めて少しでも季節感を出ていれば幸いです。
ところで、箱根はランチを取り難い観光地ですが、園内には100名の通り以上収容できるレストランがありますので、午前11時頃に見学を開始しランチを済ませてから、他の施設へ移動されると効率的です。
ここは90分の散策でもノンビリ過ごせる素晴らしい空間でした。
足柄下郡箱根町二ノ平1121
9:00~17:00(見学時間60~90分)
年中無休
入場料:大人1,600円、小中学生800円、未就学児無料
(土曜日は保護者1名につき小中学生5名まで無料ですので、有効活用して下さい)
『嘆きの天使』1986年 フランソワ=ザビエ、クロード・ラランヌ 夫婦による競作です。意図するところは解りませんが、インパクトはかなり大きいので撮らざるを得ません。
『神の手』1954年 カール・ミレス 逆光に浮かび上がる彫刻に力強さを感じました。
『ミス・ブラック・パワー』1968年 ニキ・ド・サン・ファール 某芸能人を連想するのは私だけでしょうか?
『密着』1993年 アントニー・ゴムニー この作品もどのように撮るか考えさせられるものがありました。結局平凡なアングルとなりましたが、差し込む光を意識してみました。
『ファミリー・グループ』1948-49年 ヘンリー・ムーア 一応彫刻の巨匠の作品の中から選んで撮りました。周りの風景に溶け込んでいるのが素晴らしいです。
『幸せを呼ぶシンフォニー彫刻』 ガブリエル・ロワール 高さ6mもの大きな塔にステンドグラスがはめ込まれており、圧倒的な迫力です。
『歩く花』 フェルナン・レジェ ちょこんと腰掛けている女の子がいなかったならば、カメラに収めなかったでしょう。この場面で彫刻は助演です。
ミラーに映る絵を見ると、思わずカメラを向けたくなります。
『16本の回転する曲がった棒』1969年 伊藤隆道 この作品も良く見かけます。じっと構えていると様々な表情を見せるので面白いです。