箱根登山鉄道で箱根湯本から2つ目の大平台は、比較的小規模の温泉宿が連なります。箱根駅伝では大カーブで有名で、姫之湯という銭湯もあります。

国道1号線を1本奥に入ると車の通れない路地が網目のように広がっており、ネコにとって住みやすい街となっています。ここで途中下車した理由は、温泉用ポンプ設備の上で暖を取っている“ネコまんじゅう”の写真を収めるためでした。2時を過ぎると山影となり日なたが消えるので温泉用ポンプに集まる可能性が高まります。

あじさいの小径の看板を頼りに箱根登山鉄道の線路を目指して1メートル幅の道路を登って下さい。あちらこちらにネコの姿を見かけます。1月中旬を過ぎて寒波が到来すると“ネコまんじゅう”が見られるようになるそうで、4回目の訪問でようやく撮ることができました。

因みに、大平台は湯本より3度低いので、防寒対策を施してネコ探しして下さい。探索の後にあじさいの小径の近くの姫之湯で温まるルートをお奨めします。

元来犬好きですが、ここのネコ達は表情豊かで行動も面白いです。

 

このネコは年配で動きがゆったりしています。人間を恐れず近寄っても逃げません。一応135mの望遠レンズで撮影しています。

2匹が同時にカメラ目線となったのはこの1枚だけでした。奥のネコは完全に昼寝モードでほとんど動きません。動物写真は我慢の一言に尽きます。 因みに、近づいて逃げられないよう300mmの望遠レンズで撮っています。

温泉用ポンプはこのような形状です。2時過ぎると完全に日陰で、じっとしていると凍えます。本日は2匹がまどろんでいます。

姫ノ湯の奥に掲げられた看板に沿って、小道を登ります。ここから“ネコまんじゅう”のポンプまで徒歩2分です。

このネコはまだ幼くいたずら盛りです。視線の先にあるのは私の昼食として用意した菓子パンです。完全にロックオン状態です。

こんなにやんちゃネコは初めて見ました。図々しさに呆れるばかりですが、シャッターチャンス到来に小躍りしています。

駅周辺では別のグループと遭遇できます。ネコ好きにはたまらないエリアでしょう。

この子も別の個体です。このようにカメラ目線でポーズしたのはこの子だけでした。

構ってもらっているのは、昼飯を横取りしようとしたやんちゃ小僧です。

ネコと遊んだ後に立ち寄るには好都合です。少なくともタオル2本は持参して下さい。駐車場にある湧き水も美味しいです。