木造三階建の昭和初期の建物に、自然薯と早雲豆腐が名物である“知客茶家”を訪ねました。こちらは別荘を戦前に旅館として改装し、さらに40年程前に料理飲食店へ転業されたそうです。1階は自由席25席、2階は個室も用意された予約席のみです。お奨めコースは、山芋料理3点を楽しむことができる山芋点心です。

屋  号:知客茶家(しかぢゃや)

住  所:箱根町湯本640

定  休  日:木曜日

営業時間:11:00~14:15、16:30~18:45

電話番号:0460-85-5751

予約は2日前までにお電話でお願い致します。

文字通り茶室の入り口のような風情です。扉の奥には囲炉裏席が用意されています。

最初のお料理はまぐろの山かけです。きめ細かく擦り下ろされた自然薯は、粘り気が強くしっかりした食感です。

二品目は、当店の名物料理の“早雲豆腐”です。湯本の木綿豆腐に飛騨高山の田舎味噌を使用した熱々のお味噌汁で味付けしたとろろが掛けられた逸品です。

コースメニューは大和芋ですが、別料金による自然薯も用意されています。味噌仕立てのとろろは初めて食しましたが、ご飯が進むお味です。囲炉裏を囲んで食事を楽しむ非日常空間を満喫します。

禅寺では、来客を接待する役僧を“知客”と称します。お“客”様が何をお望みであるかを“知” るという意味だそうです。

湯本橋を渡ってすぐ右側に位置します。