国指定史跡である小田原城址公園は、桜の名所として知られ年間を通じて数多くのイベントが催されます。桜まつり期間中は、日没後にぼんぼりに灯がともされます。お堀端通り→馬出門土橋→銅門→太鼓橋→常盤木門→本丸広場と桜を求めて巡ります。日当たりや気温差により、開花状況はかなり差があるので、他の名所に比して長く楽しめます。城壁や城門と桜を組み合わせた写真が撮れるのは首都圏でも限定的です。

【二の丸隅櫓】 馬出門土橋の手前から二の丸隅櫓を撮ります。関東材震災で崩落し、現在の建物は昭和9年に復興されたものです。

【お堀】 お堀端通りの桜は、水面を流れる風が冷たいせいかまだ3分咲きです。

【太鼓橋】 常盤木門へ上る石段の右手に比較的大きく枝を伸ばしたソメイヨシノがあります。この下はかつて本丸のお堀であったところで、アジサイやアヤメが咲き誇る花畑があります。

【常盤木門】 小田原城本丸には常盤木門と鉄門の2つの城門がありました。常盤木門は、 本丸の正面にあたり、重要な防御拠点であったため他の門に比べて大きく堅固に造られていました。現在の門は昭和46年に再建されたものです。

【本丸①】 現在の天守閣は昭和35年に再建されたRC造りです。主要部の全てに石垣を用いた点は、関東地区では珍しい構造です。

【本丸②】 天守閣は全国で7番目の高さを誇ります。

【本丸③】 天守閣の西側の屏風岩曲輪は、子供遊園地となっていますが、ここから天守閣を見上げるアングルがあります。

【二の丸総堀】 馬出門に植えられた古木のソメイヨシノは3分咲きでした。