日曜日の昼食をゆったりと楽しめる料理屋は限定されます。小田原駅西口から徒歩5分に位置する開喜は、大事な方々とのひと時を過ごすには最適なお店です。料理長の丁寧なお仕事と女将と若女将の心温まるおもてなしが何よりも嬉しい優良店です。さて、本日の食卓の主役はシマアジです。小田原のシマアジは地元のみならず神奈川県内に流通する文字通りの高級魚です。魚介図鑑を紐解きますとスズキ目アジ科シマアジ属と記されており、アジの仲間であることが解ります。専ら白身を刺身で食べますが、身が崩れ難く弾力もあるので蒸し物としても調理されます。

屋  号:開喜

住  所:小田原市城山3-1-12

電話番号:0465-32-8117

営業時間:12時〜15時半、18時〜22時

定 休 日:火曜日

【先付】左上から時計回りで鯖寿司、ゼリー寄せ、枝豆、手長海老、鮎の素揚げ

【お造り】シマアジ、中トロ、平目。本日の主役のシマアジは絶品です。

【冷酒】純米 黒龍

【お椀】帆立貝しんじょうとどんこのお椀。

【焼き物】和歌山の鮎とニガウリの天麩羅。

【揚げ物】丸茄子とシマアジの丸揚げ。シマアジの揚げ物は初めて口にしました。歯ごたえとしっかりした味わいは、出汁との組み合わせでも楽しめます。

【蘇民将来之子孫也 御粽】 日本各地の国津神系の神(主にスサノオ)を祀る神社で授与されます。

【ご飯】山椒が利いたじゃこ飯

【水菓子】下曽我の青梅のゼリー

【甘味】胡麻寄せ

【おうす】 抹茶には「薄茶=おうす」と「濃茶=おこいちゃ」と呼ばれる二通りの楽しみ方があります。なじみ深いのは「おうす」です。

【エピローグ】 小田原駅西口から徒歩5分と近いですが、人通りも少なく静かな店先が落ち着きを持たせています。