令和6年元旦に石川県能登半島を大地震が襲いました。地震のみならず津波による被害も重なり多くの方々の犠牲を強いられ、平穏な日常生活が奪われました。犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともの、負傷された方、被災された方、そのご家族及び関係の方々に心よりお見舞い申し上げます。

さて、個人の寄附は、ふるさと納税の仲介サイトを通じて被災された市区町村へ行うことができます。一方、令和2年10月に創生された「企業版ふるさと納税制度」においても、今回の能登地震に対する寄附を石川県で募っています。「企業版ふるさと納税制度」はこれまで使途が限定的であったため馴染みが薄い制度です。しかしながら。通常の寄付金よりも税額控除枠が大きく設定されているため、税効果は大きいものとなっています。企業の利益水準によって税効果は異なりますが、利益10百万円の企業が1百万円の寄附を行った場合、法人税等の減額は約70万円に達します。社会貢献という観点のみならず、一定の節税も図れるので注目していただければと考えます。(税効果の試算につきましては顧問税理士の方々にお問い合わせ願います)

次に寄附金の支払方法につきましては、上記の通り制度としてあまり普及していないことから、個人版ふるさと納税のように便利な仲介サイトは存在しません。石川県の下記のHPにアクセスしていただき、県が指定する寄附金の申込書を送付し、返送される納付書をもって振込することとなります。インターネットで簡単に納税することができませんが、昨今このような寄附金や義援金に対する詐欺行為も散見されますので、原始的ですが直接石川県へ振込される方法をお薦めします。

(1)担当窓口

石川県企画振興部企画課

(2)一連の手続要領

下記HPをご確認願います。

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kikaku/kigyoubanfurusatonouzei.html

(3)ふるさと納税寄附申出書

上記HPからWORD版を出力し、必要事項をご記入願います。

(4)申込方法

下記のメールアドレスに上記(2)を添付し、納付方法と納付時期を担当窓口に確認します。

kikakuka@pref.ishikawa.lg.jp

(5)受領証の交付

石川県から「受領証」が交付されましたならば、法人税申告書に添付しますので、決算時まで保管願います。

【水仙】球根の大きさが4cm程度まで成長しませんと花を付けません。分球は比較的行われますが、子が花を付けるまで10年程度要します。