「足柄牛」は、神奈川県西部の大井町・山北町・中井町・秦野市・小田原市の7軒の畜産家によりで生産されています。和牛と乳用牛の交雑種で、ミネラル豊富な丹沢水系の湧き水と育成前期に名産である足柄茶の粉末が与えられています。きめこまかい肉質と霜降りが入りやすいのが特徴です。

「相州牛」は、南足柄市の長崎畜産にて、全国でも珍しい仔牛から成牛になるまで同じ環境での飼育を行っています。「相州牛」は交雑種で年間約200頭が出荷され、「相州和牛」は黒毛和牛で年間約50頭に限定出荷の貴重品と言えます。長崎畜産は、県西地区では唯一放牧による生産をおこなっている点も大きな特徴です。飼育のために150m地下から地下水を汲み上げていますが、隣接するアサヒビール神奈川工場も同じ地下水を使用していることからも水質の良好さをご理解いただけるでしょう。

小田原や箱根を巡りますと、「足柄牛」「相州牛」の幟をそこここで見かけますが、その違いについてはお恥ずかしながら全く知らず、地元の観光に関する知識は貪欲に吸収すべきと反省しております。

さて、小田原は数多くの地魚を擁するので海鮮中心となりますが、地元の牛肉を愉しむことと相成りました。宴会場として多くの客席を備え、魚も良いものが用意されており、強くお薦めできる料亭です。

屋      号:料亭門松

住     所:小田原市鴨宮169

電話番号:0465-47-2211

営業時間:11時半~14時半 17時半~21時

定 休 日:年末年始

最寄り駅:JR鴨宮駅北口より徒歩3分

【前菜】 玉子豆腐、烏賊の明太子和え。

【お造り】 6点盛り。地魚ではない鮪と烏賊が特に美味しかったです。

【本日のお供】 丹沢山(純米酒)。県内の地酒の品質も確実に向上しています。

【焼き物】 鰆の味噌焼き。こちらもお酒が進む一品です。

【焚き物】 煮穴子と冬瓜のうま煮。これで一合は楽しめました。

【鍋物】 どこの牛肉か確認できませんでしたが、久方ぶりにすき焼きをいただきました。

【揚げ物】 烏賊の磯辺揚げ、オクラのはさみ揚げ、とうもろこし。

【お食事】 暑さが厳しいので、ご飯に代えてお蕎麦にしてもらいました。

【水菓子】 サクランボ、メロン、パイナップル。

【エピローグ】 住宅街に立地しているので目立ちませんが、駅から至近の距離で便利です。