横浜港は日米修好通商条約に基づき1859年(安政6年)6月に神戸、長崎、函館、新潟とともに開港されました。この開港に合わせるように現在の横浜公園に港崎遊郭(みよざきゆうかく)が開業しました。その後2度の火災により1872年に高島町へ移転しました。この高島町には「神風楼」や「岩亀楼」の遊郭がありました。横浜公園時代から営業を続けていた「岩亀楼」は、初代当主が埼玉県岩槻(いわつき)出身で、岩槻を“がんき”と読み、威勢がよさそうだということで“岩亀”という文字を当てはめて付けたそうです。遊女たちが病に倒れた時に静養する寮が現在の「岩亀横丁」に位置し、遊女たちの信仰する「岩亀稲荷」がそのそばにあったことから、この場所を「岩亀横丁」と名付けられました。

父が毎日のように通っていた「岩亀」は、現在5代目が見事な腕を振っています。そして父から数えて4代目となる曾孫がこちらの鰻重に舌鼓を打つようになりました。

屋   号:岩亀

住   所:横浜市西区戸部町5-177

電話番号:045-231-7683

営業時間:17時半~21時

定 休 日:日曜日・祭日

最寄り駅:京浜急行戸部駅 徒歩10分(横浜駅東口からタクシーのご利用が便利です)

*献立は大将からお伝えいただきました。

【前菜】鮑と春野菜

【温物】カニと銀杏の飯蒸し(お酒を召し上がるので、少しお米をという意味でご用意しました)

【箸休め】

【お造り】宮崎県日向灘のふぐ刺身。今回は魚体が4.5キロと大きかったので5日間熟成させました。

【本日の相方】何はなくとも、ふぐの鰭酒ですね。

【揚げ物】

【焼き物】焼き白子。魚体が大きいので白子も立派です。

【鍋物①】ふぐは1.8キロから5キロまでが刺身に適しています。これ以上大きいと繊維が強くなるため、しゃぶしゃぶか焼きふぐ用となります。

【鍋物②】天然ふぐの特徴は、熟成させることによってイノシンサン、グリシン、リジン等のアミノ酸、つまりうまみ成分が出てきます。

【ご飯】天然ふぐの旨味が凝縮された雑炊。

【水菓子】黒蜜プリン。

【エピローグ】