鮎は岩や小石に生える珪藻や藍藻を主食にするため特有な香りがあります。特に6~8月の間の夏鮎は藻類をよく食べて肥満し、腹腔内に多くの脂肪を蓄積し香りも食味も良いです。ここから香魚と呼ばれることがあります。「岩亀」の鮎は和歌山県産です。和歌山は、友釣り解禁が5月1日と最も早い有田川があります。さらに県内を北から紀ノ川、貴志川、日高川、切目川、南部川、冨田川、日置川、古座川、七川、太田川、熊野川、北山川と非常に多くの清流があります。大将による見事な焼き加減。蓼酢が大振りの身の旨味を引き立てます。初夏の味覚で誕生日を祝いました。

屋  号:岩亀本店

住  所:横浜市西区戸部町5丁目177番地

電話番号:045-231-7683

営業時間:17時半~22時

定 休 日:日曜日・祭日

最寄り駅:京浜急行戸部駅徒歩10分(横浜駅東口からのタクシーのご利用がお薦めです)

【お献立】今回も大将にお願いしてお献立を書いていただきました。一品一品への心配りが伝わり、美味しさも蘇ります。

【前菜】 お誕生日ということもありお祝いらしくさせて頂きました。雲丹と枝豆の冷製茶碗蒸し、金の蛤に蒸し鮑とアスパラガス、真ん中のお寿司は帆立貝の昆布締め手まり寿司、その横がキャベツのコンソメ煮と桜えび、お寿司の下の器にはだるま烏賊の黄身醤油あえです。

【お椀】 銚子の金目鯛と鰹だしのスープ仕立て。蓴菜(じゅんさい)と椎茸を添えました。

【お造り①】 三重の釣り鯵。6月は鯵が美味しくなるので薬味と出汁ポン酢でご提供しました。

【お造り②】 天然まぐろと大分のだるま烏賊。

【揚げ物】 皆さんお好きなとうもろこしと生のヤングコーン、揚げ物の前には新牛蒡の和牛巻き。

【焼き物】 和歌山の鮎、シンプルに蓼酢で。

【あしらい】 くらげと胡瓜の胡麻酢和え。

【焚き物】 お野菜の冷たい焚き合わせ。

【お食事】 うな重。

【甘いもの】 女子会と伺いましたので、パンナコッタに苺と赤ワインのソースをかけました。

【エピローグ】素晴らしい宴をご用意いただき、ありがとうございました。