令和3年1月1日に第四銀行(本店:新潟市)と北越銀行(同:長岡市)とが合併して第四北越銀行となります。

さて、全国に番号による銀行名は、明治に国立銀行制度の名残によるものです。東京第一銀行から京都第百五三銀行までが設立され、民営移管後は合併を繰り返して、現在では第四銀行(だいしぎんこう)、十六銀行(岐阜市)、十八銀行(長崎市)、七十七銀行(仙台市)、百五銀行(津市)、百十四銀行(高松市)の6行が明治からの伝統のナンバー銀行を名乗っています。第一銀行は、現在のみずほ銀行であることは、多くの方々がご存知かと思います。第二銀行は、現在の横浜銀行です。東京第三銀行は、数多くの合併を経て富士銀行へ商号変更しています。現在の第三銀行は、三重県松坂市に本店を置いています。こちらは国立第三銀行ではなく、第三相互銀行から商号変更したものです。また、八十二銀行は十九銀行と六十三銀行との合併により設立されたものです。

最後に、新潟に四番目の銀行を設置した背景は、長崎、函館、横浜、神戸に次いで5番目に開港して日本海側の経済の中心として注目されており、地元経済人の素早い設立申請によるようです。今回の合併により歴史あるナンバー銀行は5行となります。

 

【晩秋の仙石原】

秋の箱根観光で仙石原のすすき野は外せません。一本道を往復するだけの行程ですが、車を降りて見ずには帰れない不思議な魅力があります。当面は近場の銘所を巡ることとなりそうです。