60年代から70年代にかけて空前の切手ブームがありました。老若男女を問わず記念切手の発売日には郵便局に列ができたほどでした。ストックブックは書棚の奥に仕舞われていますか?
最近記念切手を処分したいというご相談を受けて、慌ててネットで切手市場を調べてみました。当時からプレミアムが付いていた“月に雁”や“見返り美人”は相変わらず高額で取引されている模様ですが、60年代に並んで購入した記念切手は、プレミアムどころか額面の5~8割程度の時価に過ぎませんでした。
60年代前半は、はがき・封書が10円・15円で、このように額面の小さい切手は値引率が高くなります。大量に印刷されていたので希少価値はなく、逆に本来の切手として使用する場合には、枚数が多く必要となるので時価が低くなるようです。
プレミアム切手以外は、
①どんな値段でも買取業者に売却する
②本来の切手として使用する
③箪笥の肥やしとする
の3択しかなさそうです。
仮に、買取り業者に売却する場合の注意事項をお知らせします。
①骨董屋、古道具屋でも取扱いますが、一般に切手専門業者よりも値引率が高いです。
②店舗数は多くありませんが切手専門業者を利用されることをお奨めします。
③ストックブックやシートホルダーに整理したままで引き渡して下さい。
④バラの切手もストックブックに整理した方が高く引き取ってくれます。
⑤可能であれば、買い取り希望の切手一覧表を作成しましょう。