ハイブリッド証券とは?

株式と債券の中間の特性を持つ証券で、優先株、劣後債、永久債、優先出資証券がこれに該当します。利息または配当が支払われ、満期や繰上げ償還時に額面で償還される債券の性質と発行する企業には株式のような資本性とを有しています。

リターンとリスク

期待収益の点では、普通社債よりも高く株式より低い傾向にあります。価格変動リスクは、普通社債より高く株式より低く、弁済順位は、普通社債より低く株式より高く設定されています。

投資信託として証券会社から推奨された場合

ハイブリッド証券を組み込んだ投資信託が発行されていますが、恐らく素人でも理解できる説明もないまま、購入されている事例が多いと考えます。商品内容を十分に理解しないまま投資することは危険ですので、既に購入されているならば、ここで改めて内容をご理解下さい。

基本的に金融機関が発行する証券ですので倒産リスクは低く、株式よりも価格変動リスクも小さい証券です。ただ、外国の金融機関が中心となるので、為替リスクはつきものですし、知名度が低い場合には経営状況が見えにくく、注意深くどのような商品で構成されているのかを分析する必要があります。 

優先株

普通株式よりも剰余金の配当を優先的に受け、株主総会の議決権を行使できない株式を指します。

劣後債

元利金の償還順位が普通社債に比して低い社債のことで、劣特約付社債とも呼ばれます。満期はなく、金融機関が資本増強のために発行するもので、普通社債よりも利率が高く設定されます。破産手続の開始、会社更正手続の開始、民事再生手続の開始等の劣後事由が発生した場合に、元利金の剰余金が後順位となります。 

永久劣後債

劣後債のうち償還期限のない社債です。発行する金融機関が債務超過に陥った場合には、利払いを繰り延べることができます。 

優先出資証券

金融機関が資本の充実を目的として発行する有価証券です。残余財産分配請求権において、劣後債権者より劣後し、普通株式より優先します。一般的な発行条件は議決権を有さず、配当率が予め定められており、償還期限が定められていないものが多く見られます。

 

《写真の解説》

阿寒湖周辺は広範な観光スポットですが、観光コースから少しはずれたところに結構穴場があります。堅苦しい話題の後のcoffee breakとしてご覧いただければ幸いです。

160705阿寒湖界隈①

阿寒湖から国道241号線で東に向かいます。手前をペンケトー、奥に小さく見える湖がパンケトーです。この2つの湖の見える場所を“双湖台”といいます。 知床へ観光客が流れるためでしょうか、レストハウスも廃屋となっていますが、この雄大な風景は道内でも見落とせない一つといえます。

160705阿寒湖界隈②

“双湖台”から241号線をさらに東へ5分走らせますと、雄阿寒岳と雌阿寒岳とを眺望できる“双岳台”に着きます。手前の円錐形の山が雄阿寒岳で、左の肩の向こうに見えるのが雌阿寒岳です。241号線はドライブコースとしても景色が良く楽しめます。

160705阿寒湖界隈③

241号線を弟子屈町(大横綱大鵬の誕生の地)へ出向き、ここから391号線で釧網本線の緑駅付近まで北上し、裏摩周展望台へ向けてUターンします。“双岳台”から約1時間40分の行程で、“神の子池”に到着します。 摩周湖の外輪山への降水が伏流水となり、透明度の高い池に湧き出ています。ここは、まだ観光地化されていない穴場です。

160705阿寒湖界隈④

水深は5m、水温は平均8度程度で1日12000tもの水が湧き出ています。水面がエメラルドブルーに見えるのは水酸化銅が影響している模様です。

160705阿寒湖界隈⑤

神の子池からの流水口です。護岸工事が施されていない手付かずの自然の美しさは、何よりも変えがたいです。 一方で熊が出没してもおかしくない地区であるため、駐車場から山へ向かう道路は閉鎖されています。

160705阿寒湖界隈⑥

裏摩周展望台です。観光コースは第一展望台と第三展望台ですが、こちらまで出向く観光バスもあります。夕陽のポイントとしてもお奨めです。“神の子池”からは30分以内ですし、釧路や阿寒へ戻る途中ですので、セットでお越しいただくポイントです。

  160705阿寒湖界隈⑦