「預金通帳は何年程度保管すべきですか?」というお問い合わせをしばしばいただきます。預金通帳が必要となる場面は、「相続」です。現行の相続税法では、亡くなった日から過去3年間に行われた法定相続人に対する贈与財産は、その贈与が行われなかったものとして、ご遺産に加算して相続税を計算します(相続財産の持ち戻し)。従って、過去3年分の預金通帳は、相続税の申告書に添付して、贈与の有無を証明する必要があります。
ところで、この過去3年間の贈与を10年に延ばすことが検討されています。英独は、既に過去10年の贈与を相続財産に加算する方法が採用されています。米国は生前贈与財産の全てを相続財産に加算することとなっています。いわゆる国際間の租税乖離を是正する改正が検討されており、早ければ令和5年より施行される可能性があります。
仮に、税制改正された場合には、預金通帳の保存期間は10年を超えることとなります。因みに、金融機関で預金取引明細書の再交付を受ける場合、各行により手数料は異なりますが、1枚¥2,000以上要します。
10年分の通帳の分量は、引出一杯にはなりませんので、後で慌てることのないよう保管願います。
 
≪菅平高原の秋≫
 

【広葉樹林】 菅平の森は針葉樹林が中心ですが、広葉樹も鮮やかな緑を放ちます。

【蘚苔類】 苔類は近くで見ると独特の美しさがあります。

【山野草】 人間の眼では単純に見える花々も特殊なレンズを通すとあでやかに見えるから不思議です。

【サニーレタス】 レタスの収穫を終えて、わずかなスペースでサニーレタスが盛りとなっています。

【森の妖精】 眼を凝らして見ると、様々な表情があることが判ります。

【熊によって掘られた穴】蟻を求めて掘られた穴が2箇所あります。山に餌が少ないのか人里に下りてくることもしばしば。

【秋の訪れ】

【長月に咲く紫陽花】 標高1300m超の気候は、植生も大きく変えます。

【山桜の紅葉】