≪ご質問≫

父親から上場株式の端株を相続しました。証券会社の特定口座ではなく、信託銀行の「特別口座」に預託されていました。継続保有したいのですが、どのように管理すれば良いでしょうか?

≪善後策≫

①「特別口座」とは、株式の電子化時に証券保管振替機構(ほふり)へ預託されなかった上場株式を言います。上場会社の株式管理を委託されている信託銀行が代わりに管理しています。投資家が証券会社の特定口座への移管手続を忘れたものと言えます。「特別口座」や「一般口座」から「特定口座」への移管は平成21年5月末に停止となっており、証券会社への移管後も「一般口座」で保持することとなります。

②「特別口座」の株式は、売却のみ可能です。また、配当金は、何ら届出を提出しなければ配当金交付書を受領して郵便局で換金化することとなります。

③信託銀行へ『口座振替申請書』を提出することにより、信託銀行の「特別口座」から証券会社の「一般口座」へ振替することが可能です。

④証券会社の「一般口座」に振替することによるデメリットは、「特定口座」で収受した配当金を証券会社の預け金口座(MRF)への入金が一時的に停止することです。これを回避するため、証券会社へ電話して「特別勘定」から「一般口座」へ振替した旨とこの上場株式を含めて全ての上場株式の配当金を「株式数比例配分方式」を選択したい旨の連絡すれば、配当金の預け金口座(MRF)への入金が可能となります。

*「一般口座」とは、上場株式の売買を行った場合には、証券会社から年間取引報告書を入手して、売買損益を計算して所得が発生している場合には、確定申告書を提出する必要があります。

*「特定口座」とは、個人投資家の利便性を高めるため、証券会社が年間損益を計算し、かつ取引ごとに所得税の源泉徴収も行われる制度。日本で取引される上場株式等は、「特定口座」の対象で税額計算が完了します。

【長野県高山村のしだれ桜】

長野県上高井郡高山村には、約20本の大きなしだれ桜があり、「坪井のしだれ桜」、「水中のしだれ桜」、「黒部のエドヒガン桜」、「赤和観音のしだれ桜」、「中塩のしだれ桜」を「信州高山五大桜」と称します。時間の都合で3本しか収められませんでしたが、移動の途中で見ることができたしだれ桜も見事な姿を披露してくれました。開花時期は毎年4月20日頃で、高山村HPで開花状況を確認することができます。桜ファンには堪らない地域です。

【坪井のしだれ桜①】 菜の花との組み合わせが楽しめます。

【坪井のしだれ桜②】 樹齢600年以上と推定され、樹高約10m、幹周約8m、樹冠約16mを誇ります。

【中塩のしだれ桜①】 樹齢約150年、樹高約15m。枝張りが程よくまとまっていて八頭身美人を見るがごとく優雅です。

【中塩のしだれ桜②】 桜の下には一体の地蔵が祀られています。

【中塩のしだれ桜③】 1週間遅かったですが、緑が眩しい。

【赤和観音のしだれ桜①】 樹齢約200年、樹高役15m。崖上にあり、支柱で支えられながら山側に伸ばした太い根のみで踏ん張っています。

【赤和観音のしだれ桜②】 躍動感と生命力を強く感ずるしだれ桜です。

【赤和観音のしだれ桜③】 表からも裏からも全容を捉えることができる銘木。

【高井地区の名もなきしだれ桜①】 樹高は3m足らずですが、鮮やかな色合いが目を惹きます。

【高井地区の名もなきしだれ桜②】 色の濃いしだれ桜が3本並んでいたので、遠近感を出してみました。

【高井地区の名もなきしだれ桜③】 立派な枝ぶりと構図的にも纏まっていますが、高山村ではまだ若く銘木に名を連ねるには至りません。