(1)定期預金の金利引上げ

日本銀行による異次元の金融緩和策の修正に伴い、長期金利が上昇しています。これに呼応して、メガバンクは11月上旬から3年以上の定期預金の利率を引上げ、10年ものは0.200%と従前の100倍に切り上がりました。(3年、5年、7年は金融機関により設定利率が若干異なります。)また、地方銀行も中旬から同様に引上げています。(下記金利はみずほ銀行の事例です)

・3年 0.025%

・4年 0.050%

・5年 0.075%

・6年 0.100%

・7年 0.125%

・10年 0.200%

(2)定期預金金利の引上げの背景

ゼロ金利政策下において、金融機関は貸出業務の利鞘が小さくなり、債権管理の管理コスト逓減のため、貸出枠も狭めてきました。資金の運用先が乏しく預金獲得も消極的とならざるを得ませんでした。ところが、金利上昇局面に移ったことから、利鞘も大きくなり資金運用の機会も増し、預金獲得競争が再開することとなりました。実に16年振りの定期預金金利の引上げとなります。

(3)個人向け国債との比較

個人向け国債の直近の金利は、次の通りです。金融機関でも取扱いしていますので、ご面倒でなく、少しでも高金利を狙うならば国債(1年以内の解約不可)をお薦めします。(カッコ内は税引後利回り)

・3年固定 0.19%(0.151401%)

・5年固定 0.42%(0.334677%)

・10年変動 0.60%(0.47811%)

(4)10年もの定期預金

預金残高の6割以上は万一に備えた資金でしょうから、5年以上の定期預金に預入して何ら問題ないはずです。仮に、大きな資金を必要とする場合でも、途中解約して対応するという善後策を用意すれば、長期の定期預金は相応の利用価値があります。投資信託や株式投資や為替リスクに不安を覚える方は、長期の定期預金のご利用が望ましいと言えます。

(5)ゆうちょ銀行の動向

ゆうちょ銀行は、他の民間金融機関に比して融資業務を行なっていないため、預金を積極的に受け入れる必要性がありません。ただ、郵便局時代から全国に張り巡らされた支店網により、預金の預入先としての利便性は、他の追随を許しません。従って、金利動向に左右されない日常使う金融機関としての位置付けは変わらないと言えます。

(6)ゆうちょ銀行・信用金庫とメガバンク・地方銀行の使い分け

信用金庫はそもそも10年の定期預金を取り扱っていません。長期資金は、メガバンクか地方銀行に預けざるを得ません。財布(1百万円程度)をゆうちょ銀行や信用金庫へ預け入れ、長期資金をメガバンクや地方銀行と使い分けすることが効率的です。

《出雲大社》祭神は大国主大神です。八雲山を背にした境内には森厳な空気が漂い、数千年を数える神殿が厳かに建っています。

【二の鳥居】 高さ8.8m、横幅12mの大鳥居。

【祓社(はらえのやしろ)】 出雲大社の参道は全国でも珍しい下り坂。

【因幡の白兎】 境内にはいくつものうさぎの石像が置かれています。

【御神像】 奥には出雲大社の主祭神大国主大神の「ムスビの御神像」、手前には「御慈愛の御神像」。

【巨大な松並木】 日本の名松100選に選ばれている松並木。

【拝殿】 1963年に新築された拝殿は、戦後最大の木造神社建築。

【注連縄】 一般の神社とは左右逆です。

【神楽殿】 正面の注連縄は日本最大級で、長さ13.6m、重さ5.2tにも及びます。