藤沢市鵠沼で行列の途絶えないラーメン店を経営していた佐野実さんは、故郷の戸塚に店を移転し、現在はお弟子さん達が切り盛りしています。年間を通じて開店前から行列ができ、週末は5時を過ぎるまで途絶えることはありません。行列を回避してきたので利用回数は少ないですが、完成度が非常に高い“らぁ麺”はまさしく癖になります。醤油のみならず塩味も絶品で、歳を重ねても美味しくいただける食のルーツです。

屋  号:支那そばや本店

住  所:横浜市戸塚区戸塚町4081番地1

電話番号:045-827-3739

営業時間:11時~20時半(スープ切れ次第終了)

定休日:元旦

【プロローグ】 カウンター8席とテーブル3卓×4席。行列でお客様が待っていても、全席を埋めずにゆとりある配席を心がけてくれます。

【醤油チャーシューらぁ麺+名古屋コーチン味玉】 食材は産地が明示されています。味へのこだわりと自信でしょう。アレルギーやトレーサビリティも意識しており、料理飲食店のあるべき姿を具現化されています。のど越しの良い細麺と厳選された具メンマは、中国産で完全発酵穂先メンマを使用しています。こんな美味いメンマは初めてです。海苔は有明産で、葱は京都の九条ねぎ。チャーシューは山形県平田牧場の三元豚のバラ肉です。

【きざみチャーシューごはん】 チャーシューを生姜醤油で甘辛く味付けられています。味玉をご飯と一緒にかきこむと美味さが口一杯に広がります。

【穂先メンマのトッピング】 通常のメンマの2倍以上の値付けであるので、どんなものかなと半信半疑で頼んでみたところ、小鉢に山盛りで出てきました。

【塩らぁ麺+名古屋コーチン味玉】 揚げたまねぎとたまねぎがスープに良く合います。千葉産の江戸菜は、見た目の鮮やかさだけではなく、味わい深いです。葱は鳥取産の砂丘葱で、チャーシューは醤油らぁ麺と同じです。

【エピローグ】確かに麺だけ食べても味気なく、スープと相まって初めて旨味が生まれます。一方でスープに浸かり過ぎて伸びれば不味くなりますね。